真の勝ち組

ここでの「真の勝ち組」と世間一般で使われる「勝ち組」という言葉には差異があります。
「真の勝ち組」とはヴェーダの教理よりダルマ(天命)を全うすることです。

以下にヒマラヤハウスの見解をお伝えします。

世間一般での「勝ち組・負け組」というイメージ(社会観)は、意識が発展途上の人間社会の価値により人為的に作られたものです。
私たちは少なからず、苗字、家柄、性別、年収、学歴といった社会的背景によって様々な面でランク付けされていると感じることがあります。社会人カースト、ママカーストなどという言葉も生まれ、主に年収で層が決められているそうです。

これらは人間のエゴによって差別として振り分けられているものであり、相対的な評価のため、誰かを「勝ち組」というときは「負け組」の存在をほのめかすことが多いと思えます。

これに対して、ヒマラヤハウスのいう「真の勝ち組」は、自然の法則の体現であり純粋性そのものです。自然の法則とは、すべての環境、宇宙・自然・生命など総体を管理する法則で、秩序そのものです。

ダルマ(天命)を全うすること ― 徳を積む行為が「真の勝ち組」を生み出します。この行為は人間のエゴによる束縛がなく、自然の法則を基盤にしているため「真の勝ち組」が存在することによって相対的に負け組が生まれるといった意味は付与されません。

ダルマとは、生誕時に与えられた意識の成長のための「真の役割」であり、純粋な献身活動を意図し仕事を通じての社会貢献も含まれます。ダルマを遂行しようとする意志にこそ自然の法則は微笑み、環境の支援が得られます。

ここで、年収を軸に簡単な例をご紹介します。
Xさんは平均年収が2000万円の職Aと700万円の職Bを選べますが、職BがXさんのダルマであり尽力より1200〜1800万円の年収を見込めるという状況を考えていきましょう。

この条件をXさんが知っているとした場合、単に職Aの年収が職Bよりも高いという理由からXさんが職Aを選ぶのならば、Xさんはダルマを無視すること ― アダルマ(反すること)を進んでしまうことになります。

年収という観点のみでは、Xさんは世間一般のイメージより「勝ち組」になれるコースを選んだことになりますが、自然の法則の観点では、Xさんがダルマ(天命)を全うしていないことより「真の勝ち組」とはなり得ません。
職Bを選び、公共性の構築に尽力し全てにおいて裕福(精神的物質的)となることこそ、「真の勝ち組」です。

そして真の勝ち組になった時、それまでのキャパシティを超え「新しい世界の自分 — 本物の勝者」として2000万円の壁を超える新たな神の設計図が生まれると理解しています。

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