ヴァーストゥ(インド風水)2
― ヒマラヤハウス® の家づくり ―

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はじめに ― 家づくりとヴェーダ

家を建てるということ。
既にマイホームを持っている人も、家を持たないと決めた人も、迷い中の人も、誰しもが一度は考えたことのあるテーマではないでしょうか。
家を建てようとするとき、時期はいつ頃がいいのか?
土地や建設会社を選ぶポイントは?
色々と気になって、考えることも多いですよね。

今回は、私たちに馴染みが深く、人生で大切な「家づくり」という題材より、 ‘ヴェーダ ’ の見地をお伝えします。



直感を大切に

家づくりにおいて、最も大切なことは ―
自然の支援を得るために、純粋な意識(直感)を働かせることです!
ヒマラヤハウス® のヴェーダ的な視点では、直感の重要性は強調してもしきれません。
自然の摂理に沿った正しい判断は直感より下されると言えるのです。

なぜなら、純粋な意識こそが純粋な知識 ‘ ヴェーダ ’ を理解できるものだからです。
直感は、私たちの内側に在ります。
そして、ヴェーダ(純粋な知識)は、古代賢者(リシ)が卓越した意識レベルから洞察した宇宙の法則です。

私たちは純粋な意識を持つことによって、卓越した意識レベルへとヴェーダに導かれます。
そこで初めて、深遠な知識を理解することができるのです。

ですから、表面的な条件は多種多様に存在すると思いますが、見せかけの条件に惑わされず、純粋性をもって臨むことをどうか大切にしてください。


直感がくもる要因

先に述べましたように、直感を働かせることが正しい判断には必要不可欠です。ですから、たとえ現実的な知識を多く持ち合わせていたとしても、純粋性の欠如によって直感がくもれば、判断を誤り、失敗する可能性が出てくるのです。直感が狂う一つの要素に、「比較すること」が挙げられます。

例えば、男性は現実的な(社会通念上の)社会条件を重視しすぎる傾向があり、価格、ローン、値引きといった金銭面や通勤条件などを比較しがちです。
一方、女性は見栄を張る傾向が強く、ママカースト等、上辺を気にして感情に左右されがちです。
また、住宅ローン減税などの優遇措置の期日前に、駆け込みで家を買うケースもよく聞かれます。

以上の3つの例のように、社会的条件のみを考慮し比較することで得られる判断は、必ずしも直感的であるとは言い難いのです。

ヴェーダ(純粋な知識)では、国・組織・個人それぞれの道のりも自然の法則に則した旬があると説かれており、家づくりにも適切な時期があるとされています。

国の景気対策等を理由とした社会的条件については、時のリーダーの直感(純粋な意識)から生じ、自然の法則に則している場合もありますが、直感とは無関係で自然の法則に則していない場合もあるのではないでしょうか。
ゆえに、後者の「国の都合による社会的条件」については、よく見極める必要があると思えます。

私たちは、外側を取り巻く社会のまやかしに惑わされず、全体(国・組織等)と個人の自然の法則に則して、直感を働かせ、バランスよく判断すべきです。
私たちは、この宇宙に唯一の個別性を持ち存在する、それぞれがオンリーワンの存在です。
ですから、表面的で分かりやすい社会的条件(価格、通勤条件、見栄、政策)をもとに、みんなが同じものを好み、同じように選択・行動することは、自然の法則に則していない可能性があるのです。
私たちはそれぞれの人生、つまり、個として本来のリズムに則して、自然の支援が得られるよう直感(純粋な意識)を大切に行動すべきです。



望ましい条件

家づくりにおいて、環境は大変重要です。
そこで、これから土地を探す場合に、人が生活するのに適した現実的な諸条件について考察しました。

《 適した条件 》
人が快適に生活するのに適した環境とは、だれもが心地良いと思う環境 ―
例えば、土地は平坦で広々として、緑が多く、空気がきれいで、癒される環境を想像することができます。

また、太陽の恩恵を享受することは極めて重要で、日当たりを考慮し、日光、特に朝日を有効に取り込みましょう。
一方、夜はストレスなく休息できることも大事な要素となります。
このように、家族全員が明るく暮らせることを思い描ける環境が望ましいでしょう。

《 注意を要する条件 》
逆に、直感的に判断して心地よく感じられない環境は避けるべきでしょう。
自然環境と人為的環境の両方から具体的に考察してみます。

〈 自然環境 〉
近年、自然災害が多発し、各地で多くの被害がでています。
例えば、河川の近くでの水害、山や崖などの下での土砂崩れ、火山の噴火、海での津波、海抜が低く水はけの悪い地域での水害など。
これらのように、自然環境の中での立地として、自然災害のリスクの高い場所は注意を要します。

〈 人為的環境 〉
心地の良さを削がれる環境には注意を払いましょう。
生活圏に原子力施設があっては、安全は脅かされかねません。
電磁波の問題から、発電所や変電所、送電線は近くにない方が望ましいと言えます。
液状化の恐れのある、埋め立て地などの土壌も避けるべきでしょう。
工場地帯や繁華街等も適切でないと思われます。

勿論どのような場所においても望まれることですが、特に条件的に難しいと思われる都市圏において必要なのは工夫と配慮です。
逆に言えば、工夫と配慮によって環境を改善することは可能だと言えるのです。


つづく~


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